切断ディスクは、樹脂をバインダーとし、ガラス繊維メッシュを補強材として、様々な材料を組み合わせて作られています。その切断性能は、合金鋼やステンレス鋼などの難削材において特に優れています。乾式切断と湿式切断の併用により、切断精度の安定性が向上します。同時に、切削材料と硬度を適切に選択することで、切断効率を向上させ、生産コストを削減できます。しかし、切断工程中にワークが焼損するなどの事故が発生する可能性もあります。
切断効率を低下させる可能性がある切断プロセス中の火傷をどう回避すればよいですか?
1、硬度の選択
硬度が高すぎると、材料の金属組織が焼損し、微細構造を正確に検査できず、誤差が生じます。一方、硬度が低すぎると、切削効率が低下し、切断刃が無駄になります。切削工程中の焼損や切れ味の低下を防ぐには、材料の硬度のみを検査し、切削液を適切に使用する必要があります。
2、原材料の選択
好ましい材料は酸化アルミニウムであり、非鉄金属および非金属材料の切断には炭化ケイ素が適しています。金属材料の切断に使用される酸化アルミニウムは、金属中の化学成分と化学反応を起こさないため、切断に適しています。非金属および非鉄金属は化学活性が低いですが、炭化ケイ素材料はアルミナに比べて化学活性が低いため、切断性能が向上し、焼けや摩耗が少なくなります。
3、粒度の選択
適度な粒度を選ぶことは、切削加工に有利です。切れ味が求められる場合は粗い粒度を選択し、高精度な切削加工が求められる場合は、より細かい粒度の研磨材を選択してください。
投稿日時: 2023年6月16日
